そうめんを食べに行こう

キャッチコピーアイコン 白くて細いそうめんは、暑い夏にぴったり。特に水や緑に囲まれた自然のなかで食べるそうめんは絶品です。今年の暑い夏を乗り切る、そうめんの旅を紹介しよう。

本場名産地で極上そうめんを


写真はイメージです

 つるつるっとしたのどごしが、暑い夏に清涼感をもたらす冷麺。なかでもそうめんは、飽きのこないシンプルな味で古くから日本人に愛される夏の風物詩だ。そのさっぱりとした味は、小麦粉と塩、水、油の4つから作られている。まず小麦粉に食塩水を加えてこね、これに植物油を塗って引き伸ばす。そして日光にさらし乾かして完成。通常10月から3月の寒気に作られ、寒さによってコシが増すという。また使用する水や塩加減のほか、温度や湿度など天候にも左右されるため、製造元によってその風味や味覚はだいぶ異なる。シンプルゆえに奥深いそうめん。その名産地を訪れ、味比べをしてみては……!?


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1200年の歴史を誇るそうめんの発祥地「三輪そうめん」奈良県桜井市

 小麦の風味が豊かで、食べるときゅっきゅっとした歯切れの良い食感が特徴の「三輪そうめん」。“そうめんの元祖”と呼ばれる超高級ブランドで、その製造は奈良県の桜井市を中心に行われている。「三輪そうめん」と名称を持つそうめんのパッケージを見ていただきたい。必ずどこかに三つの鳥居を見つけらるだろう。この鳥居は桜井市にある大神神社の鳥居。大神神社の宮司が小麦栽培に適している同地をみて、そうめんづくりを命じたのがその始まりとされている。それは今から遡ることおよそ奈良時代のこと。1200年の香りを持つそうめん。その味わいも発祥地で食べたらひとしおだろう……。


三輪でそうめんを食べるなら

老舗そうめんの上品な味わい 「三輪素麺茶屋 千寿亭」

三輪素麺の老舗、池利の直営店。2010年にはモンドセレクションに輝いた池利のそうめんが食べられる。


所在地:奈良県桜井市芝293

営業時間:11:00~18:00

問い合わせ:0744-45-0626

定休日:金曜日

問い合わせ:0744-45-0626 http://www.ikeri.co.jp/


そうめんの料理教室や体験も 「そうめん処三輪茶屋」

 「そうめん処三輪茶屋」は、「三輪そうめん山本」の手延べそうめんが食べられる。店は「麺ゆう館」の中にある。麺ゆう館は、そうめん延ばしの体験(10~3月)やそうめんの料理教室など各種イベントが人気の麺を中心とした資料館。


所在地:奈良県桜井市箸中880

営業時間:11:00~16:30

問い合わせ:0744-43-6661

定休日:年末年始


三輪そうめんゆかりの地を行く 大神神社

 日本ではじめてそうめんを作ったとされる大神神社は、紀元前91年に造られた日本最古の神社でもある。三輪明神とも呼ばれ、三輪山そのものが神体となっている。山にあるすべてのものに神が宿るとされ、草木の伐採を禁じた。そのため山は松や杉、ヒノキなど大樹で覆われ美しい自然風景を残す。また山の形状の美しさも知られており、整った円錐形の三輪山は奈良盆地の中でも最も美しいとも言われている。



所在地:奈良県桜井市三輪 大神神社

問い合わせ:0744-42-6633 http://www.oomiwa.or.jp/


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組織力で全国展開した「揖保乃糸」(兵庫県龍野市)

 播磨の小京都と呼ばれた兵庫の「龍野」。観光客が集う城下町が有名な「龍野」で作られているのは「揖保乃糸」だ。町を流れる揖保川の清らかな水と、近郊の赤穂の塩を原料としたそうめんは、今ではコンビニエンスストアでも販売されるもっともポピュラーなブランド。コシの良さと舌触りの良さが人気のそうめんは、「組織力」で全国展開することとなった。もともとこの地は瀬戸内地方の雪や雨の少ない気候など、そうめん作りに適した豊かな自然環境が整っていた。そしてそうめん作りが江戸の安永年間(1771~1780)から本格的に行われるようになると、産地の信用を損なう業者も増えたという。そこから藩による厳しい管理がはじまり、藩が解体した明治になると組合を設立してこれを維持した。その管理は徹底し、製造された商品の等級決めから倉庫への入庫まで組合がすべて行っているという。日本の原風景が広がる龍野の地で、日本の美徳であふれてるそうめんを食べてみたい。


アンテナショップでバラエティー豊かなそうめんを

そうめんを知り尽くす 「そうめんの里」

そうめんちゃんプル鯛めん、そうめん巻き寿司、海鮮そうめん、野菜あんかけそうめん……など「揖保乃糸資料館」にある「庵」では、豊富なそうめんのメニューが自慢。また9月20日(祝)までの期間限定で、「そうめん流し」も開催。そのほかそうめんづくりの体験(10月~3月)や料理教室など各種イベントも人気だ。


所在地:兵庫県たつの市神岡町奥村56番地

営業時間:9:00~17:00

定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)年末年始

問い合わせ:791-65-9000 揖保乃糸


東京で揖保乃糸を食べるなら 「庵」ベルビー赤坂店」

 そうめん№1ブランド「揖保乃糸」のアンテナショップが東京の赤坂見附に。特急品のひね物という最高級品のそうめんを使用した料理が常時10種類食べられる。そのほかそうめん春巻き、エビしんじょう黒帯揚げ、キムチそうめんピザなど豊富な現代風にアレンジされた数々のそうめんレシピを味わってみては?


所在地:東京都港区赤坂3-1-6 ベルビー赤坂7F

アクセス:地下鉄赤坂見附駅 徒歩1分

営業時間:11:00~15:00、17:00~23:00

問い合わせ:03-3588-5076


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革命を起こした「五色そうめん」(愛媛県松山)

江戸時代になり商品経済が盛んになると、全国で生産されていたそうめん日本全国に広く知れ渡るようになった。すると各地、各ブランドがしのぎを削ってさまざまなそうめんを生み出したという。そうした状況でひときわ注目を集めたのが、五色そうめんだ。享保7年(年)に製造され、松山藩の参勤交代にも献上。朝廷でも「美麗誤植は唐糸の如く美しく」と賞賛されるようになると、一躍その名を知らしめた。文化人や著名人も五色そうめんを絶賛し、人形浄瑠璃と歌舞伎の作者として知られる近松門左衛門も「味はいうまでもなく、その美しい姿はまるで苦楽冷たい冬の日に輝きながら、舞い踊っている陽炎のよう」と絶賛。朝廷から文化人まで魅了した「五色そうめん」を、瀬戸の香り漂う松島で食べてみると味わいもさらに深まるだろう。


アンテナショップでバラエティー豊かなそうめんを

五志喜

五色そうめん製造元の森川と提携する松山の老舗郷土料理屋。名物の鯛そうめんは訪れたら、ぜひとも試したい。


所在地:愛媛県松山市三番町3-5-4

アクセス:JR松山駅から伊予鉄道道後温泉行きで9分、大街道電停下車、徒歩7分

営業時間:11:00~23:00

問い合わせ:089-933-3838


流しそうめんが食べたい


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そうめんといえば、流しそうめん。そのルーツは、九州にあった。昭和34年に宮崎県高千穂峡で野良仕事の合間に岩清水を使い食したという。その後昭和37年に鹿児島県開聞町の唐船峡で流しそうめん店を開業。当初は青竹を使っていたが、昭和45年に回転式そうめん流し器を全国で初めてスタートし、全国的に広まるようになっていった。


流しそうめん発祥の地 「千穂の家」


昭和30年代に創業した流しそうめんの発祥地。店内には青竹が並び、風情あふれる本格的な流しそうめんが食べられる。また宮崎の郷土料理冷汁や、地元でとれたやまめやいわななども楽しめる。



住所:宮崎県西臼枡郡高千穂町大字向山62-1

電話:0982-72-2115

周辺の宿はこちら

 

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写真:鹿児島観光交流局HPより

回転式そうめん流しの発祥 「唐船峡そうめん流し市営」

 回転式そうめん流しの発祥地。いまでは全国から年間約20万人が訪れる「流しそうめん」の聖地。平成8年には国土庁の「水の郷百選」にも選ばれた地元の湧き水で、そうめん流しが楽しめる。


住所:鹿児島県指宿市開聞十町5967

アクセス:JR指宿枕崎線開聞駅下車、鹿児島交通バス指宿駅行きで約10分。

営業時間:9:30~17:00

問い合わせ:0993-32-2143


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写真:鹿児島観光交流局HPより

流しそうめんが食べられる店

弘法大師ゆかりの地「貴水郷」

和歌山県・高野山の麓に位置する「貴水郷」は、弘法大師ゆかりの庭園。彼が生み出した湧き水で眼病が平癒したという。3000坪の広さを有する園内では、流しそうめんや近隣でとれた天然アユといった川魚も食べられる。緑豊かな園内を散策するのもオススメ。


住所:和歌山県伊都郡かつらぎ町上志賀104

アクセス:JR指宿枕崎線開聞駅下車、鹿児島交通バス指宿駅行きで約10分。

営業時間:9:30~17:00

問い合わせ:0736-26-0707 http://www.kisuikyo.com/

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おかやまの自然百選の景観とともに 「山乗渓谷そうめん流し涼水亭」

緑や川の景観とともに流しそうめんが楽しめるのは、岡山、山乗渓谷にある涼水亭。「おかやまの自然百選」にも選ばれている山乗渓谷は、ブナやマツ、そしてナラの木々に囲まれた緑豊かな渓谷。落差20mの不動滝は人気の見所となっているので、腹ごしらえを兼ねて訪れてみるのもいいだろう。


住所:岡山県真庭市蒜山富山根303-1

アクセス:【車】湯原I.C.下車後約20分【電車・バス】中国勝山駅下車後、中鉄バス蒜山高原行に乗り初和停留所で降り徒歩5分

営業時間:9:30~17:00

営業期間:7月17日(土)~8月22日(日)

営業時間:10:00~16:00

問い合わせ:0867-66-3220 蒜山観光協会

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滝の水しぶきとともに「大自然の里 吾妻庵」

福島県吾妻山の麓に位置する「大自然の里 吾妻庵」では、水しぶきが上がる滝を背景に湧き水を利用した流しそうめんが食べられる。また敷地内には天然にじますの渓流釣堀もあり、家族連れの旅行客などでにぎわう。


住所:福島県福島市佐原字竹の森1

アクセス:【車】東北自動車道福島西ICから国道115号を経由して約20分【電車】JR福島駅(東京駅より約1時間30分)にて下車、タクシーにて約25分

営業時間:10:00~17:00

営業期間:4月下旬~10月中旬

営業時間:10:00~16:00

問い合わせ:024-593-3949 流しそうめん吾妻庵

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